現場レポート

Vol.61 賃貸経営の収益向上とテナント・リテンションとは?

こんにちは!
RISO 店長ハチです。

2024年も残すところあとわずか。

寒さが厳しくなるとともに、「そろそろ忘年会シーズンだな」と感じる今日この頃ですが、賃貸経営の世界でも、何かと総決算のような話題が増えてきました。

今年も賃貸管理の現場では、数々のドラマがありました。

クレーム処理から始まり、更新契約、設備メンテナンスまで、賃貸管理はまるで人生の縮図です。

「感動のクレーム対応」ができた瞬間もあれば、、、

「挟まれて大炎上」したことも……。

そんな2024年の締めくくりとして、今回は「テナント・リテンション」を振り返り、来年に向けた展望を語りたいと思います。

今回の記事を読むことで、以下のポイントが理解できるようになります。

  1.  テナント・リテンションの重要性
  2.  2024年の振り返りと2025年の展望
  3.  賃貸経営の未来へのヒント

1. テナント・リテンションの重要性

テナント・リテンションとの出会い:若手時代の苦い思い出

初めて「テナント・リテンション」という言葉を聞いたのは、まだ私が管理業務を始めたばかりの頃。

先輩
先輩
テナントは借主、リテンションは保持。
つまり、借主さんに気持ちよく長く住んでもらうことが重要だ!

…と先輩が教えてくれました。

でも当時の私は、正直ピンときませんでした。

店長ハチ
店長ハチ
いやいや、クレーム処理と設備修理が賃貸管理の仕事じゃないですか?

…と心の中でツッコミを入れながら、

店長ハチ
店長ハチ
こんな理想論を掲げても現場は泥まみれよ

…と思っていました。

先輩はニコニコしていましたが、内心「理想だけで生きていけたら苦労しないですよ」と思っていた自分を思い出すと、少し恥ずかしくなりますね。

現場:テナント・リテンションの重要性

ところがどうでしょう。

今年に入って実感するのは、「借主さんの満足=大家様の利益」というシンプルな真理です。

特に今年は、借主さんの満足度が更新率や収益に直結する場面が多々ありました。

例えば、こんなことがありました。

2. 2024年の振り返りと2025年の展望

来年は、「テナント・リテンション元年」として、さらに進化した賃貸管理を目指します。

これを読んでいる大家様も、ぜひ「借主さんの心をつかむ賃貸経営」を意識してみてください。

具体的には…

1. テナント・リテンションを進化させる「笑顔の力」

今年の教訓として、「笑顔で接するとクレーム対応の成功率が上がる」という実感を得ました。

借主さんとの会話でジョークを交えたり、ポジティブな言葉をかけるだけで、場の空気が変わるのです。

来年は「笑顔でテナント・リテンション」をスローガンに掲げたいですね。

2. 設備メンテナンス+α

建物の価値を保つためのメンテナンスに加え、次の一手として「借主が喜ぶ小さな改善」を目指します。

例えば、共用部の掃除にちょっとしたアートを取り入れるとか、自転車置き場に目を引く案内板を作るなど。

「ここに住むのが楽しい」と思わせる仕掛けを増やしたいです。

3. 更新時の“特別な感謝”

来年は更新契約時に「ありがとうキャンペーン」と題し、ちょっとしたプレゼントを検討しています。

「ただの契約更新」から「嬉しい契約更新」に変える取り組みです。

たとえば、地元の名産品を贈るとか、借主さんのニーズに応じた特典を提供するなど、驚きを演出したいですね。

3. 賃貸経営の未来へのヒント

笑顔と工夫で未来を作る

2024年は、私にとって「テナント・リテンション元年」とも言える年でした。

クレーム対応や更新契約など、どの場面でも「借主さんの満足」が重要であることを改めて実感しました。

そしてその満足が、大家様の収益向上につながるのだと確信しました。

来年も「笑顔を絶やさず、借主さんと大家様の架け橋に」と意気込んでいます。

挟まれて火だるまになることもありますが、その炎を消火していきたいですね。

2025年も、笑顔と工夫で賃貸経営を盛り上げていきます!

これからも、大家様と借主さんの「笑顔の共有」を目指して頑張ります!

まとめ

「テナント・リテンション」とは、借主が快適に暮らし続けられる環境を提供し、長期契約を維持するための考え方であり、それが賃貸経営の収益向上や安定に直結します。

クレーム対応や更新契約、設備メンテナンスといった日々の業務の中で、借主との信頼関係を築くことが重要であり、それが結果的に大家の利益にもつながるのです。

2024年の成功事例や学びを振り返り、2025年にはさらなるコミュニケーションの改善や創意工夫を取り入れることで、「ここに住みたい」と思わせる環境作りが目指されています。

管理スタッフは、大家と借主の間でバランスを取りながら、双方の満足を実現する架け橋のような役割を担っています。

日常の些細な改善やユーモアを交えた対応が、他物件との差別化につながり、借主満足の向上に寄与します。

この「満足」が賃貸経営の未来を切り開く鍵となるのです。

借主の笑顔を守ることが、大家様の笑顔にもつながる――

そんな賃貸経営を、これからも一緒に目指していきましょう!