こんにちは!
賃貸経営のプロ兼サラリーマンのRISO 店長ハチです。
今、税務署の調査官たちはエンジン全開、我々大家さんの財布もフルチェックモードのようです。
私はただの大家さんなんだけど…
…と戸惑う気持ちはわかりますが、これも世のため人のため!
ということで、大家さんが気を付けるポイントを解説していきます!
今回の記事を読むことで、以下のポイントが理解できるようになります。
- 税務調査の増加傾向と背景
- 税務調査の流れと対策
- よく指摘される申告漏れの内容
- 今後の税務調査の見通しと対応策
1. 税務調査の増加傾向と背景
税務調査の状況:増加傾向です!逃れられません!
コロナで一時減っていた税務調査も、最近ではほぼ通常運転に戻ってきています。
令和2年度(2020年7月~2021年6月)はなんと5,106件まで減っていたのが、翌年度には6,317件まで復活!
…とでも言いたくなりますね。
しかも相続税の調査で指摘が入る割合は85%以上。
もうこれは「逃れられない85%」です!
注意!申告漏れが見つかったら…
税務調査で
…なんて言われたら、普通の相続税にプラスして10%~15%の加算税がついてきます。
…となれば、なんと最大40%もの重加算税が発生することも!
ここまでくると、税務署はもはや怖いおじさんのような存在ですね。
2. 税務調査の流れと対策
税務調査の流れは?
さて、税務調査の基本的な流れもチェックしておきましょう。
まず、税務署から
…と連絡が来ます。
この連絡なしに突然訪問なんてことはないので、そこは安心ですね。
さらに、税理士さんに「書面添付制度」というものを頼んでおくと、税務調査のリスクがぐっと減ると言われています。
これは、税理士さんが申告内容や計算を細かく確認してくれることで「この申告、間違いなし!」と証明してくれる制度です。
税務調査の日程は?
税務署の人事異動が終わる7月から12月が特に多い時期です。
1~3月は確定申告シーズンで税務署も忙しいので、それが終わる4月以降に再開されることもあります。
調査自体は1日で終わることが多く、調査官2名が10時からスタート。
被相続人が生前にどんな生活をしていたかなどもヒアリングされますので、心の準備はお忘れなく。
3. よく指摘される申告漏れの内容
申告漏れの例
家族名義の貯金やタンス預金などが、調査対象にされがちです。
もしもタンスに現金があれば
タンスの肥やしです!
…なんて通用しないので、しっかりと申告しておきましょう。
専業主婦の奥様が多額の預金を持っている場合、
…と説明しても、税務署は意外と鋭い。
家族名義の預金が被相続人からの資金であると判断されれば、やはり相続財産とみなされてしまいます。
JAの建物更生共済など、前払いした保険料も実は相続財産に含まれるんです。
掛け捨てタイプはOKですが、前払いだと解約返戻金が発生するため、これもチェックされます。
事前に把握しておきましょう。
4. 今後の税務調査の見通しと対応策
大家さんの防衛ポイント
今後の税務調査、まだまだ厳しくなりそうです。
もはや税務署は
…というレベルで皆さんの資産をチェックしているので、大家さんとしては「怪しい動き」を見せないことが重要!
例えば、「家族に渡した財産は、本当に家族が使っている」という証拠をしっかり残すことが肝です。
また、万が一に備えて税理士さんと仲良くしておくことも大切ですね。
税理士さんのアドバイスを受けて、
タンスが勝手に貯めていただけ!
なんて笑い話で終われるよう、しっかり準備しておきましょう。
というわけで、大家さんの皆さん、これからも油断せずに行きましょう!
この記事では、新型コロナで一時減少していた税務調査が増加に転じている背景と現状をご説明させていただきました。
税務調査の進行やリスク軽減の方法、申告漏れの指摘されやすい項目について具体的に解説させて頂きましたがご理解いただけましたでしょうか?
また、税務署の指摘による加算税や重加算税のリスク、今後も厳しくなる見通しを踏まえ、大家さんが準備すべきポイントと税理士のサポートの重要性が皆様に伝わっていれば幸いです。
税務調査の波に備え、しっかり準備して安心して迎え撃ちましょう!