こんにちは!
RISO 店長ハチです。
災害が発生した直後、私たち不動産管理業者がすべきことは、パニックに飲まれるのではなく、冷静に優先順位を持って行動すること。
とはいえ、頭の中では
…と大混乱。。。
そんな状況でも、ちょっとしたユーモアを心に留めることで、緊張をほぐしながら効率よく動けるものです。
今回の記事では、初期対応の優先順位をベースに、現場のリアルさを交えた内容でご紹介します。
「ユーモア」を少しだけスパイスにして、災害時の管理業務を読み解いていきましょう。
今回の記事を読むことで、以下のポイントが理解できるようになります。
- 被災直後の優先順位
- 初動対応の重要性
- クレーム対応の優先順位
- 災害時でも忘れない心構え
1. 被災直後の優先順位
まずは自分!次に周り
① 自分と家族の安全確保
家族を放り出して仕事に出るなんて、ヒーローでもなければできません。
先ずは自宅の安全を確認し、避難が必要なら速やかに移動。
自分が「心の安定」を得られる状態を作ることが、業務再開の第一歩です。
自分が無事でなければ何も始まりません!
これは、「舞台で転んでそのままネタが飛んだ芸人」と同じくらい深刻な問題です。
家族の安全を確認し、自分が落ち着いてから業務に向かうべきです。
② 会社への安否報告とスタッフの安否確認及び事務所の被害・指示確認
「LINEグループは全員既読なのに誰も返信しない…」そんな場面でも、めげずに他の連絡手段を活用。
電話や災害用伝言板、そして無料Wi-Fiサービス「00000JAPAN」など、知識をフル活用して連絡を取りましょう。
事務所が倒壊していたら、まずは業務どころではありません。
建物の状況を把握し、可能であれば災害対策本部を設置。
事務所が無事なら「ラッキー」と思うくらいの余裕を持ちたいところ。
③ 災害対策本部の立ち上げ確認
FAXや固定電話が復活すると、
「まだFAXって使えるんだ!」
…という妙な感動がありますが、ここで効率よく情報を集め、業務をスムーズに始動させます。
2.初動対応の重要性
【被災後の入居者・家主対応】
①家主さまと入居者の安否確認
固定電話・携帯電話での連絡が主ですが、全員に連絡が取れるわけではありません。
連絡がつかない入居者さん宅には張り紙を…と進めるうちに、玄関に貼られた張り紙が風に飛ばされる、なんてトラブルも。
そんなときは、そっともう一枚貼り直しましょう。
…と心配する家主さんや入居者さんからの問い合わせが殺到するのは間違いありませんが、まずは連絡が取れる人から確認。
直ぐには連絡がつかない方も多いですが、ここで焦らず、少しずつ情報を集めていきます。
② 管理物件の被害状況確認
スタッフ同士で手分けして、管理物件を一つひとつ確認。
安全な範囲で目視チェックを行い、倒壊や修繕箇所をリスト化します。
ここで重要なのは、
チームで協力しながら進めていきます。
3. クレーム対応の優先順位
【災害後の問題対応】
被災直後には、物件の故障や破損についてのクレームが殺到。
ここでパニックにならないために、事前に対応の優先順位をつけておくことが肝心です。
①緊急性も重要性も高い案件
例:ガス漏れや建物倒壊に関わる緊急連絡
→「今すぐ対応!」という声が飛ぶので、真っ先に手をつけます。
②緊急性が高い案件
例:停電や断水
→対応が遅れると生活に支障が出るため、迅速に動きます。
③重要性が高い案件
例:共用部の修繕
→後回しにはせず、適切に計画を立てます。
④緊急性や重要性が低い案件
例:「なんか壁が汚れているんですけど…」
→ここは冷静に、「後ほど対応します」と笑顔で伝えましょう。
4. 災害時でも忘れない心構え
災害対応のカギは「計画」
災害時は何よりも冷静な対応とチームワークが求められますが、そこに少しだけ「笑顔」を忘れないことで、乗り越える力が湧いてきます。
管理物件のオーナーや入居者さんが不安なときに頼るのは、私たち不動産管理のプロフェッショナルです。
平時からの準備と、災害時の計画的な行動で、信頼を築いていきましょう。
そして、どんな状況でも「笑顔」を添えて、心を軽くする余裕を持ち続けることが、私たちの使命かもしれません。
今回の記事を通じて、災害発生時の的確な行動指針と実践的な対応方法を学び、冷静さと笑顔を忘れずに対応する重要性を再認識できたと思います。
備えと心構えが信頼を築く鍵となることを胸に、どんな時も最善を尽くしましょう。
次回は、「災害時対応チェックリスト」をテーマにお届け予定!お楽しみに!