こんにちは!
RISO 店長ハチです。
原状回復工事は、借主が退去した後に物件を入居前の状態に戻すための重要な工程です。
畳の交換やクロスの張替え、床の補修、故障した機器の修理、そしてクリーニングなどがその代表的な作業です。
しかし、この工事の中で見過ごされがちなポイントがあります。
今回の記事を読むことで、以下のポイントが理解できるようになります。
- 見過ごされがちな原状回復工事箇所
- 予算を抑えつつ物件価値を維持・向上させる方法
1.見逃しがちな箇所とは?
原状回復工事の際、意外と見落とされやすいのが、以下のような小さな部分です。
- コンセントやスイッチのプレート
- ドアの取っ手
- 各部屋の巾木(壁と床の境目にある細い板)
- 水栓や配管
これらの箇所は、新しいクロスや床の中で古びて変色していると、余計に目立ってしまいます。
特に、築年数が経過している物件では、これらのパーツが新築時から一度も取り換えられていないケースが多く、内見に訪れたお客様に古さを感じさせる原因となりがちです。
物件の魅力を損なう小さな箇所
例えば、新しく張り替えた壁クロスに対して、変色したスイッチプレートや傷んだ巾木が残っていると、全体の印象が悪くなります。
また、配管に錆びやカビがあると、水回りの清潔感にも影響を与えます。
このような小さな部分が、入居者に「古い物件だな」と感じさせる要因となるのです。
2.予算を抑えつつ物件価値を維持・向上させる方法
築20年を迎える物件では、これらの部分がますます劣化している可能性が高いです。
そこで、大家さんは原状回復工事の一環として、コンセントプレートやドアの取っ手、巾木、配管などを少しずつ新しくしていくことを検討してみましょう。
すべてを一度に取り換えるのではなく、退去ごとにローテーションを組んで交換を進めることで、予算に無理なく対応できます。
築10年以上の物件では、こうした小さなメンテナンスが物件全体の印象を向上させ、入居者に選ばれる可能性を高めるポイントとなります。
原状回復工事は目に見える大きな修繕だけでなく、コンセントや巾木といった細かな部分も見逃さないことが大切です。
こうした小さなメンテナンスが、物件の印象を大きく左右し、次の入居者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
築年数が進んだ物件では、ぜひ少しずつでもこれらの箇所を改善していき、物件価値を維持・向上させましょう。
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